旭川市営墓地に無宗教の方のお墓を建立させて頂きました。無宗教と言ってもお墓のカタチには大きな違いはなく、シンプルな洋型のお墓です。横幅1200mmの大きな竿石に味のある”和”の文字、大きな桜の枝、2匹のシマエナガを彫刻しました。これ以外の家名、建立者、墓誌のお名前や年齢などは全てローマ字やアラビア数字を使い、漢字を使っていません。すごくシンプルに見えますし法名・戒名がないので西暦やファーストネームをローマ字で表記しても、全く違和感がなく、むしろスッキリした感があります。無宗教との事でローソク立てや線香立ては付けませんでした。当初は花立もいらないとおっしゃっていましたが、身内の方全員が無宗教でもなさそうなので花立だけは付けました。竿石の彫刻に合わせてフロアの滑り止めサンドブラストも桜吹雪を彫刻しました。竿石、墓誌板共にほんのわずかにRを付けています。真四角ではないけれど、石材店で言う櫛形のようなキツイRではない所が洒落ていると思います。ベンチはラグビーボール型にしたいという施主様のご希望で作成しております。周りには平成初期に建てられたお墓がたくさんあり、当時はやはり和型のお墓全盛期でバリアフリーのお墓はごくごく本当に少数派です。見渡すと蓮華台の付いた石塔や灯篭が目に付き、いかにもお掃除が大変そうです。シンプルな洋型墓石にオープンフロア・バリアフリー設計、この区画周辺では一層目を引く墓所となりました。

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