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極寒の北海道東神楽町

今朝は冷え込みました。北海道東神楽町の最低気温、-18.5℃です。旭川市江丹別では-27℃まで冷え込んだようです。過去には旭川市で-41℃という記録もありますが想像できませんね。この記録は100年以上前のことらしいです。こういう冷え込んだ日は放射冷却現象が起こり、空は雲1つ無い晴天となりキーンと澄んだ空気になります。そして空気中の水蒸気さえも凍ってしまいます。この凍った水蒸気が太陽光でキラキラと輝きながら空気中を漂っているのがダイヤモンドダスト、まれにダイヤモンドダストに太陽光線が反射し太陽の虚像としてサンピラー現象が見られる事もあります。私も何度か見たことがありますがキラキラ光る赤い光の柱の様でした。町内ひじり野公園の木々には花が咲いていました。この現象は樹霜(じゅそう)と言い凍った水蒸気が木の枝にびっしりと付く現象で、気温の上昇と共に消えて無くなります。山形県などの成長する樹氷とはまた別なものです。北海道ではこう言う冷え込んだ朝の事を今朝は凍れた(しばれた)という方言で表現します。樹霜の事も直接この名称は使わず、やはり”凍れて木に花が咲いた”と言うことが多いです。こう言う凍れた朝が冬期シーズン中何度もありますがあと2か月ほどの辛抱です。3月には雪が溶け始めポカポカ日和になっていきます。