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花まつり

4月8日、灌仏会(かんぶつえ)です。仏教行事で別名花まつりと言い、お釈迦様の生誕を祝う行事です。対してキリスト教ではイエスキリストの生誕祭をクリスマスという形でお祝いします。花まつりでは全国の寺院などで花御堂(はなみどう)というお堂に花をきれいに飾り付けお堂の中にお釈迦様の生誕された姿(右手で天を指し左手で大地を指して天上天下唯我独尊と話したと言われています)の仏像をお祭りし甘茶をかけて供養します。天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)とは世界で自分が一番偉いという意味ではなく、大宇宙の中では人の命に差別はなく皆平等に尊いという意味です。灌仏会は同時に子供の健康と成長を願う行事でもあり色々なイベントや稚児行列を行う寺院もあるようです。そんな花まつりの日に1本のバラとカスミソウを買いました。今日花まつりの日は我が家の結婚記念日でもあります。供養業界に携わって38年、春先は雪解けと共に一気に忙しくなる墓石業界ですが、この忙しい時期にたまたま入籍した日がお釈迦様の生誕祭の日である灌仏会であることに後から気づき、供養業界に携わることが天職だったのか、何か運命的なものを感じます。結婚記念日の10年ごとの節目にはダイヤモンドを贈る事をしてきましたが、節目以外の記念日にはバラの花を贈ることにしています。