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サッカーフィールドのお墓

大雪霊園での今シーズン最後の新設工事が完了しました。施主様は分家で本家の隣に墓所を確保、5年以内の施工規約により今回はまだ誰も亡くなっていませんので墓石は建てずに外構工事のみ行いました。この12㎡の列は通路側に入り口を取り、墓石を逆向きに建てられている方がほとんどです。理由は墓石が東南を向くからと云うことですが一番最初に逆向きに建てた方はかなり勇気がいったと思います。今ではみんなこの建て方なので各社工夫を凝らしてデザインしています。こちらの墓所もコーナーから入り180度くるりと回って反対コーナーにあるお墓と向き合う仕様です。将来お墓が建つ雛壇には骨穴を隠すプレートを敷いて隠してあります。大型のベンチはL字型にして大人数でも座れるように、またデザイン上でも無駄なスペースができないように配慮して設計しました。墓参するにあたりかなりの距離を歩くことになり尚且つ180度回転する道線に合わせた滑り止めブラストデザインが必要ですが、施主様からのアイディアで桜吹雪とサッカーフィールドを掛け合わせたちょっと遊び心のあるデザインとしました。フィールドのラインとサッカーボール、プレイする選手のシルエットはそれぞれ別々のデザインでしたが、組み合わせることでブラスト加工する面積を増やして滑り止めの機能を果たすようにしています。生前建てるお墓を寿陵(じゅりょう)と言い、大変縁起の良いものとされています。モノの値段が上がっていく昨今、お墓の石も値上がりしています。高くなる前に寿陵で建てておくのも考え方の1つです。是非ご相談を・・・