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蓮華台の意味とは

デザイン墓石や洋型墓石の建墓数が増え、すっかり和型墓石に触れる機会が少なくなりました。大雪霊園の規格墓所和式型には付いていませんが自由墓所で和型墓石を建てる場合に加工することが多い蓮華台、南無阿弥陀佛と彫刻した竿石下の台座部分です。文字通り蓮の花を象った加工で、高級な加工には写真のように返り花も付いています。蓮の花=蓮華は仏教の教えの中で大きな意味があり、極楽浄土を表しています。蓮の花は泥沼の上にきれいな花を咲かせることから、泥沼を悩み苦しみのあるこの世にたとえ泥沼を超えた世界が悟りを開いたあの世=極楽を表す象徴とされたのです。仏教を開いたお釈迦様が生まれたとき周りに蓮の花がたくさん咲き、お釈迦様は蓮の花の上で瞑想して悟りを開いたと言われています。仏教の宗派はたくさんありますがご本尊である仏さまは皆、蓮台の上に立っているか座っています。写真の南無阿弥陀佛という文字は六字名号と言って阿弥陀如来を表しています。つまり阿弥陀様の仏像を文字で表したものですから蓮華の上にいる訳です。