大名墓誌に追加彫刻

美唄市のお客様から大名墓誌に法名の追加彫刻のご依頼を頂きました。ちょっと珍しい墓誌なのでご紹介いたします。お墓にも以前このブログでもご紹介した大名墓と言う超高級墓石がありますが法名や戒名を刻む墓誌にも大名墓誌と言う超高級なものがあります。墓誌の下台もかなり大きく、通常の1.5倍くらいあります。墓誌板自体は下駄で固定ではなく左右の飾り柱で固定されています。更に装飾のついた笠石が付いていて写真が切れてしまいましたが家紋を彫る額まで付いています。こちらの墓誌、彫刻するに当たって工場まで下げるにしても現地彫りをするにしても、この場所から外に降ろさなければなりません。今回はカニクレーンを設置して広い場所に降ろし現地彫りすることになりました。普通サイズの墓誌ならば二人で持ち上げる事が可能なので特に機械は必要ありませんが大名墓誌の場合は推定300Ｋgはあると思われますので機械が必須です。この事もあり、また非常に高額なものに彫刻するので割増の料金を頂いての作業です。お客様にはこの他メンテナンス作業として墨の入れ直し、全てのコーキング目地を打ち直しの追加契約もいただきました。